名優 ありがとう さようなら

本日、俳優の宇津井健さんがお亡くなりになりました。
82才だったそうです。

私が宇津井健さんの作品で一番の思い出は90年代にテレビ朝日で放送されていた、警視庁鉄道警察隊 東京駅丸ノ内分駐所を舞台にした「さすらい刑事 旅情編」です。
宇津井健さんは分駐所の警部役でした。

最近まではTBSの「渡る世間は鬼ばかり」にも出演されていただけに残念です。

ご冥福をお祈りいたします。

そして今日は誕生から44年、寝台特急「あけぼの」の定期運転の最終便となりました。
また１つ、地方と首都圏を繋ぐ名優が消えてしまいました。

私と「あけぼの」の最初の出会いは小学生の時に上野駅で青色の機関車が牽いて来た列車って感じでした。
私の地元の常磐線の機関車は赤色だったので上野駅に行けば東京駅に到着する九州方面の寝台特急と同じ色の機関車が見れる！くらいでした。

中学生の時に山形新幹線の建設計画が有り、当時「あけぼのが走っていた奥羽本線の福島～山形が新幹線幅にする工事等の関係で福島～山形を走れなくなり、東北本線の小牛田～奥羽本線の新庄までを陸羽東線経由になった時が「あけぼの」の一番の思い出です。

それまで上野～黒磯を牽引していた青色のEF65と黒磯～福島を牽引していたED75に替わり上野～小牛田までEF81が通し牽引して陸羽東線内はDE10の重連牽引で新庄～青森をED75が牽引していた時代です。

母親の実家の近くが陸羽東線の線路だった為、夜中に起きて一筋の光りが通り過ぎる様子を見る度にカッコ良かったです。

青森から上野に向かう上り列車は深夜12時半頃に通過
上野から青森に向かう下り列車は深夜3時過ぎに通過
夏場はほぼ時間通りの運転でしたが冬場は雪の影響で多少の遅れで運転していたのをハッキリと覚えています。

当時の「あけぼの」は12両編成で重連牽引のDE10がディーゼルエンジンを噴かしながら豪快に引っ張ってました。

いつかは乗ってみたい…
中学生、高校生の頃は見る度に思っていました。
その後、寝台特急「鳥海」と統合される事になり現在の運行ルートとなりました。
今回の「あけぼの」の廃止に伴いEF64が牽引する寝台特急は無くなりました。

昨年末に廃止の発表がされてから無くなるまでに乗りたいと思い何度か駅に切符の予約に行ってみましたが全て満席で乗れませんでした。

「あけぼの」が登場した頃は集団就職の時代で東北から東京へ就職する人の上京の足となり、ふるさとへ帰る人の足となり走り続けて来ました。

今日は定期運転最後でしたが今後も何度か臨時運転の予定が有るのでチャレンジしてみたいと思います。